たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学の6月2日放送回で紹介された睡眠法についてまとめておきます。

夜間高血糖を防止する睡眠法について紹介します。

悪い睡眠は万病のもと

厚労省の発表によると、睡眠に問題があると高血糖、脂質異常、高血圧などのリスクが高くなると言われています。

一方で、正しい睡眠法を実践すれば、高血糖改善、腰痛解消、風邪予防に効果があります。

高血糖改善

知らず知らずのうちに上がってしまう血糖値ですが、厚労省の調査によると国民のおよそ6人に1人、2000万人以上が高血糖の状態にあると報告されています。高血糖の主な原因は、食べ過ぎ、偏食、運動不足であり、高血糖の状態が長年続くと、糖尿病を発症し、心筋梗塞、脳梗塞など命に関わる病気を発症するリスクが高くなります。

近年の研究から、血糖値は睡眠の質と大きく関わっているということが判明しており、正しい睡眠をとることで、血糖値を低い状態にコントロールできることがわかりました。質の良い睡眠がとれていると、寝ている間に血糖値は下がるのですが、悪い眠り方をしていると、何も食べていないのに就寝中に血糖値が上がってしまうという事態に陥ります。

睡眠中に血糖値が高くなるのは、夜間高血糖と呼ばれており、血糖値が高いと診断されている人に多く共通している状態と言えます。そこで、血糖値を上げてしまう悪い眠り方について検証していきます。

夜間高血糖を引き起こす悪い眠り方

番組では、被験者女性が以下で説明する悪い眠り方を1週間続けたところ、血糖値は10mg/dl上昇するという結果が出ました。この女性は、起床時間は変えずに就寝時間を普段よりも1時間遅らせることで、睡眠時間を1時間短くしたのです。

つまり、睡眠時間が1時間短い生活を1週間続けただけで、血糖値が10も上昇しました

では、次に睡眠時間が短くなると血糖値が上昇するメカニズムについて説明します。

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睡眠時間と血糖値の関係

睡眠時間と血糖値の関係について把握するためには、すい臓の働きについて理解しておく必要があります。

まず、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが血糖値を下げるブレーキの役割を果たしており、副腎から分泌されるノルアドレナリンが血糖値を上げるアクセルの役目を担っています。私たちが活動している最中は、ノルアドレナリンが多く分泌されており、体を休めている睡眠中にはノルアドレナリンの分泌量が減ります。

しかし、睡眠時間が短くなると、夜になると休まるはずの交感神経が活性化され、寝ている間もノルアドレナリンの分泌が続くようになり、血糖値も高い状態がキープされてしまうのです。これが夜間高血糖と呼ばれる状態です。

そして、夜間高血糖は一時的なものではなく、睡眠中の多くの時間帯で高血糖状態となり、膵臓が常に活発に活動してしまいます。この状態が長年続くと、すい臓が徐々に疲弊し、やがてインスリンを分泌できなくなってしまうため、糖尿病を発症してしまうのです。

ここで、北海道大学が日本人3500人を対象に調査したところ、7時間睡眠をとる人に比べて、5時間以下の睡眠をとる人の糖尿病発症リスクは5倍以上という結果が出ています。

では、夜間高血糖を防ぐ睡眠法について説明します。

夜間高血糖を防ぐ睡眠法

専門家によると、糖尿病を予防するには7~8時間の睡眠が最適とされていますが、9時間以上の睡眠をとってしまうと、狭心症や心筋梗塞のリスクを高めることになります。

では、この8時間睡眠は血糖値に対してどれほど効果があるのでしょうか?

番組で紹介された被験者女性が、就寝時間を午前3時から12時半に変更し、10日間生活したところ、血糖値115から99まで低減したのです。もちろん、睡眠時間以外の生活習慣は一切変更していません。

健康診断で血糖値が高いと判定された方は、まずはご自身の睡眠時間をチェックし、就寝時間を早くして、睡眠時間を少しでも長く確保しましょう。この生活を10日間ほど実践すれば血糖値が改善しますので、是非実践してみてください。

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