ヒアリは日本で越冬できるのでしょうか。

ヒアリの越冬について

まず、専門家によるとヒアリは氷点下では越冬できないとのことです。

そのため、例えば北海道のように冬場の最低気温が0℃以下となる環境下では、冬を越すのは難しいです。

専門家は「ヒアリは寒い北海道での繁殖は難しいが、全国に拡散しないよう早期発見と駆除などの対策が必要」と指摘する。

情報源 北海道新聞 http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0417930.html

 

北海道には、ヒアリの分布域である中国とのコンテナ航路を持つ港として、苫小牧、室蘭、小樽、釧路、石狩湾新、函館の6港があります。

この中で函館を例に挙げると、函館の気温の年間推移は以下の通りです。

出典:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=23&block_no=47430&year=2016&month=&day=&view=g_tem

上のデータは気象庁が公表しているものであり、2016年の函館の年間気温推移です。

函館では、1月~3月および11月~12月には、1日の最低気温の平均が0℃を下回っており、ヒアリが越冬するには厳しい環境だと考えられます。

sponsored link

 

次に、実際にヒアリが発見された神戸ではどうでしょうか。

以下が神戸の年間気温推移です。

出典:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=63&block_no=47770&year=2016&month=&day=&view=g_tem

 

神戸では、1日の最低気温の平均が0℃以下となる月はありません。

そのため、ヒアリが定着・繁殖する可能性は十分にあると考えられます。

 

最後に、東京についても確認しておきましょう。

出典:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s1.php?prec_no=44&block_no=47662&year=2016&month=&day=&view=g_tem

 

こちらも1日の最低気温の平均が0℃以下となる月はありません。

よって、ヒアリが越冬して定着する可能性はあると考えられます。

 

そもそも、ヒアリは中南米原産ですが、現在ではアメリカ、オーストラリア、中国、台湾などにも生息しており、日本と気候が似ている地域でも越冬して生き延びています。

また、日本へは中国広東省広州市からコンテナにのって運ばれてきています。

広州市では、冬は10℃以下となることがあり、日本の都市部と同じような気候と言えます。

そのため、活動が鈍くなることはあっても、越冬できるのではないでしょうか。

 

まとめ

専門家によると、ヒアリは氷点下では越冬できないとのことで、北海道や東北地方、その他豪雪地域では生き延びることは難しいと考えられます。

しかし、関西、中部、関東などの都市部では、冬でも温暖なため十分に越冬可能でしょう。

sponsored link