ドラマ「そして、誰もいなくなった」の最終回ネタバレについて予想したので、まとめておきます。
目次
あらすじ
このドラマのネタバレについて説明する前に、あらすじを確認しておきましょう。
主人公は、大手コンピューターシステム開発会社L.E.Dでシステム開発の研究員として働く藤堂新一(藤原竜也)です。
新一は、ネット上に拡散した個人データを消去できる「ミス・イレイズ」というソフトを開発した優秀な研究者であり、会社からは若手のホープとして期待されています。
さらに、プライベートでは、恋人の倉元早苗(二階堂ふみ)との結婚も決まり、新一の人生は順風満帆でした。
ところが、ある日、会社から「お前は、藤堂新一という男になりすました別人ではないか。」と疑いをかけられてしまいます。
会社は、全社員のマイナンバーの登録作業を行ったところ、新一の個人番号が数日前に婦女暴行事件で逮捕された同姓同名の藤堂新一という男のものと一致していたのです。
そのため、新一は藤堂新一という人物になりすまして、会社に潜り込んだ身元不明の人物だとの疑いをかけられ、会社から自宅謹慎処分を言い渡されることとなります。
新一は、この疑いを晴らすため、大学時代の友人で総務省に勤める小山内保(玉山鉄二)に密かに自分の個人情報について調べてもらいましたが、新一の身分を証明するデータが何一つ存在していないと知らされます。
そこで、新一は、偽・藤堂新一が拘束されている新潟へと向かい、偽・藤堂の正体を突き止めるとともに、今回の事件を解決するための手がかりを探すことにしました。
大学時代の友人で情報収集に長けている斉藤博史(今野浩喜)や元恋人の長崎はるか(ミムラ)らの助けもあり、新一は偽・藤堂に自分の個人情報を丸ごと乗っ取られていることが判明します。
さらに、新一は自身が開発した「ミス・イレイズ」により、ネット上をくまなく検索した結果、偽・藤堂の本名と個人データを探し出すことに成功し、自分が偽・藤堂によりなりすましの被害にあった証拠を掴んだのです。
これで一件落着したと、ホッと胸をなでおろす新一でしたが、このとき彼はことの重大さにまだ気づいていませんでした。
というのも、婦女暴行事件で逮捕された偽・藤堂の本名が判明したことで、彼が藤堂新一ではないということは証明できましたが、新一自身が藤堂新一であることを立証する公的な個人データは、何一つ存在していません。
そのため、新一は依然として身元不明の人物として扱われ、後に警察から追われることとなります。
最終回ネタバレ予想
まず、このドラマでは、新潟で婦女暴行事件の容疑者として逮捕された偽・藤堂が、何らかの手段を使って、藤堂新一のマイナンバーを含む、個人情報を入手し、新一の人生を丸ごと乗っ取ろうと画策します。
ただし、新一は偽・藤堂とは赤の他人であり、マイナンバー情報は厳しく管理されているため、偽・藤堂が単独で新一の個人番号を入手するのは困難と言えます。
そのため、偽・藤堂に新一のマイナンバーを含む個人情報を流した協力者(真犯人)がいると考えられます。
最終回では、その真犯人の正体が明らかになるとともに、犯行動機も解明するでしょう。
そこで、ここからは、真犯人の正体や犯行動機を予想していきます。
まず、ドラマの公式サイトの予告動画を見ると、主要な登場人物15人のすべてが容疑者であり、その中に犯人がいると説明されています。
そこで、真犯人と思われる人物を一人ずつピックアップし、その動機について考察していきます。
新一の母親・藤堂万紀子 犯人説
一連の事件は、新一のマイナンバー情報が盗まれたことが発端となっています。
そして、個人番号情報が流出するきっかけとして、身内からの漏洩が考えられます。
新一が最も信頼している母親の万紀子であれば、新一の自宅を訪れた際に、こっそりとマイナンバーを含む個人情報を盗み出すのは、難しいことではないでしょう。
ただし、万紀子が実の息子を陥れる動機は、今のところ不明です。
元恋人・長崎はるか 犯人説
はるかは、大学時代の新一の恋人であり、新一がマイナンバーの乗っ取り被害に遭ったと聞いて、彼を助けようとします。
はるかは、明るく新一を励ましていますが、実は未だに新一に想いを寄せており、未練を残しています。
もしかしたら、新一の結婚を阻止するために、偽・藤堂を利用して新一を陥れたのではないでしょうか。
ただ、新一とは遠く離れた新潟に暮らすはるかが、新一の個人情報をどうやって入手したのか疑問が残ります。
新一の親友・小山内保 犯人説
小山内は、総務省の官僚であり、番号乗っ取り被害に遭った新一に様々なアドバイスをして助けようとします。
温厚で真面目な小山内ですが、公式サイトでは裏の顔が隠されていると説明されており、一連の事件への関与が疑われます。
私が最初に考えたのは、小山内と偽・藤堂が実は血のつながった兄弟であり、婦女暴行事件で逮捕された偽・藤堂を助けるため、彼とエリート研究員の藤堂新一の個人情報をすり替えることで、偽・藤堂に新一の人生を丸ごと乗っ取らせようと企てたということです。
もしくは、何らかの事件がきっかけで、小山内は新一に強い恨みを抱いており、に復讐するために、新一の個人データを偽・藤堂に流したとも考えられます。
ただし、マイナンバー情報については、特定個人情報保護委員会という政府と独立した専門機関が厳しく監視しており、いくら総務省の官僚である小山内といえど、簡単に新一の個人情報を入手したり、個人情報を書き換えるなどは不可能と言えます。
新一の上司・田嶋達生 犯人説
田嶋は、新一の上司であり、新一が社内で最も信頼を寄せている人物です。
新一が個人番号データを会社に提出した際、密かにその情報を盗み出し、偽・藤堂に流したとも考えられます。
田嶋はコネ入社であり、システム開発者としては新一の方が優秀であることに劣等感とジェラシーを感じており、新一を陥れたのではないでしょうか。
新一が「ミス・イレイズ」の開発に成功したことで、次の昇進で新一が課長のポジションに就くことを聞いて、犯行を決意した可能性があります。
新一の後輩・五木啓太 犯人説
五木は、新一のアシスタントとして働いており、優秀なシステム開発者である新に憧れを抱いています。
新一を慕っている反面、自分は東大卒にも関わらず、なかなか結果を出せないでおり、「ミス・イレイズ」の開発に成功した新一に強い嫉妬心を燃やしています。
そのため、五木は「ミス・イレイズ」開発の手柄を我が物にするため、新一をハメた可能性もあります。
ドラマが放送され、最新情報が入ったり、新たな事実が判明したら、追記します。
第1話の内容と2話以降の展開予想
新一は、偽・藤堂の正体が川野瀬猛なる人物であり、東京で暴走族をしていた過去があり、飲食店で働いていた経験があることを突き止めました。
しかし、その後、何者かがミス・イレイズの基幹システムにアクセスし、川野瀬猛の個人データをすべてネットから消去し、藤堂新一という男のデータとして置換させてしまいます。
これによって、新一本人の本当の個人データが消去されてしまったのです。
では、誰がミス・イレイズの基幹システムに侵入したのかということですが、これはL.E.Dの社内の人間でないと不可能なため、犯人の1人は、新一の上司である田嶋か、後輩の五木であると考えられます。
さらに、バー「KING」にて、新一は、偽・藤堂の正体が川野瀬猛であると小山内に話しており、小山内が田嶋か五木と共謀して、新一を陥れていると考えるのが自然だと思います。
ただし、新一が川野瀬猛の話をしたとき、バーには、小山内以外にもバーテンダーの日下と常連客の小市がいました。
そのため、日下と小市が犯人である可能性も考えられます。