送別会の挨拶で、送る側と送られる側の例文についてまとめておきます。

送る側の挨拶例文

まずは、送る側の挨拶として、乾杯と中締めの例文をそれぞれ紹介します。

乾杯の挨拶

乾杯の挨拶では、以下の3つのシチュエーションを想定し、それぞれの文例を紹介します。

  1. 異動する部下に向けた上司の挨拶
  2. 海外赴任する同期に向けた同僚の挨拶
  3. 定年退職する上司に向けて部下が挨拶

では、順番に説明していきます。

1.異動する部下に向けた上司の挨拶

こんばんは、山田です。今日は、転勤する高橋くんをみんなで送り出そうという会です。

乾杯の発声をということですが、その前に高橋くんについて少しお話させて頂きます。高橋くんは、その素晴らしい発想力から、部内ではいつもユニークな提案をするアイデアマンとして、20年間ここで頑張ってくれました。

それだけに、この職場での仕事には人一倍の愛着と思い入れがあり、自分がいなくなった後のことを心配しているかもしれません。ただ、高橋くん、心配は無用です。

ここでは、君とずっといっしょに働いてきた良き同僚、そして君が育てた優秀な後輩も多くいるので、あとのことは心配しないでください。そして、新しい支社でも高橋くんの発想力を失わず、その実力をいかんなく発揮してくれることを願っています。

私たちも、高橋くんに負けないように、ベストを尽くしてがんばっていきます。私たちの決意も伝えましたし、そろそろ乾杯といきましょうか。

では、高橋くんの洋々たる前途を願い「乾杯」。高橋くん、がんばれ。


上記の文例のように、送別会の参加者全員に、これまでの軌跡を振り返らせるようなフレーズを入れると、送別会らしいあいさつになります。

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2.海外赴任する同期に向けた同僚の挨拶

佐藤くん、ヨーロッパ支社への転勤おめでとう。同期入社を代表して、私、飯田が、羨望と嫉妬の気持ちを込めて、送別の言葉を贈ります。

これまでの実績と語学力からいって、佐藤くんの海外転勤抜擢は当然のことだと思います。がんばってほしいけれど、少し羨ましい気持ちもあるのが正直なところです。

海外での経験が、今後の仕事にいかに役立つのかを知っているだけに、私を含めて若手社員は、みんな同じように感じていることと思います。みんなの期待を裏切らないよう、われわれ同期の代表として、このチャンスを十分に活かして、多くのことを吸収して活躍してください。

それから、後任の転勤者のために、安全な夜の遊び場所の調査を忘れないように。佐藤くんのヨーロッパ支社への転勤に、羨望とお祝いの気持ちを込めて、乾杯したいと思います。

では、みなさん、よろしくお願いします。

「佐藤くん、いってらっしゃーい、乾杯」

どうもありがとうございました。


同期として挨拶する場合は、形式ばった言葉を並べるよりも、自分の素直な気持ちを飾らずに語った方が、歓送の気持ちを相手に伝えることができます。また、同期なのでユーモア溢れるフレーズも一言入れたいところです。

3.定年退職する上司に向けて部下が挨拶

佐伯さん、技術屋一筋40年間、本当にお疲れ様でした。佐伯さんを散々困らせた罰なのでしょう。

幹事の方から、乾杯の発声を言いつけられましたので、私の気持ちを述べさせていただきます。私は、佐伯さんに仕事のいろはをすべて教えていただきました。

現場に足を運ぶことの重要性、設計者としての哲学を持つ大切さ。すべて佐伯さんのお仕事される姿から、教わったものです。

私は、佐伯さんが私たちに背中で示してくれた技術者魂を、同じように後輩に示すことができる社員になりたいと思っています。私のような、上司に恵まれた部下をたくさん作れるように、頑張ります。

それでは、僭越ながら、乾杯の音頭をとらせていただきます。今後の中野さんに幸多からんことを願いまして、「乾杯」。

長い間ありがとうございました。


部下として長年お世話になり、学ばせてもらったという気持ちを伝える場合は、「何を学んだのか」をエピソードとともに、できる限り具体的に述べましょう。

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中締めの挨拶

では、中締めについても、以下の3つのシチュエーションを想定し、それぞれに応じた例文を紹介します。

  1. 異動する部下に向けた上司の挨拶
  2. 結婚退職する同期に向けて同僚が挨拶
  3. 退会するメンバーに向けて幹事が挨拶

では、順番に説明していきます。

1.異動する部下に向けた上司の挨拶

志田さんの異動を惜しんでのお話は、まだまだ尽きないようですが、ここでいったん中締めをということですので、一言述べさせていただきます。わが設計第二課で10年間、どんな状況でも前向きに仕事に取り組んでいた志田さんを失うのは、私としては本当に残念です。

課のみんなが同じ気持ちだということは、今日のこの会を見ていて、よくわかりました。この会場には、志田さんを慕う人たちが別れを惜しんで集まっています。

これからも一緒に仕事をすることがあるかと思います。そのときを楽しみに、新たな職場でのご活躍をお祈りして、はなむけのことばといたします。

志田さんへのありがとうの気持ちを込めて、一本締めでまいります。では、お手を拝借。

「よおー」

志田さん、これからもがんばってください。


手締の後に、最後に一言、主役に励ましの言葉をかけると、明るい雰囲気で締めることができます。

2.結婚退職する同期に向けて同僚が挨拶

皆さん、そろそろ主役ののろけ話にも飽きたところではないでしょうか。少し、このあたりで私のお話を聞いていただきたいと思います。

広瀬さんは私と同期入社です。何事もスピーディーにこなす彼女ですが、仕事のスピードは私の2倍ほどかなと思っておりました。

ところが、今回の彼氏を見つけてからの結婚、寿退社までのスピードは、2倍どころの話ではありませんでした。まさにF1なみといったところでしょう。

私もぜひ、こちらのほうでも彼女を見習って、成果を収めたいと思い、今夜はいろいろ恋愛の話をしましたが、結局のところ旦那ののろけ話を聞かされただけでした。今日の幸せそうな彼女によい刺激を受けて、私も頑張ろうと今思っています。

さて、中締めなのですが、広瀬さんの幸せをみんなに分けてもらおうということで、彼女についでもらったお酒での乾杯を、手締めの代わりにして締めたいと思います。

では、広瀬さんどうぞお願いします。


3.退会するメンバーに向けて幹事が挨拶

今日は、安達さんの送別会ということで、皆さんお集まりいただき、ありがとうございました。安達さんが、この会に参加されてから、20年以上にもなるものですから、みなさん、いつまでも思い出話がつきないことと思います。

しかし、時間の経つのは早いもので、残念ながら中締めの時間となってしまいました。これまでの安達さんの会へのご貢献が、いかに多大なものであったかを、今日、たくさんの思い出を語り合う中で痛感いたしました。

皆さんも、それぞれに、安達さんとの思い出が、頭のなかに浮かんだのではないかと思います。その思い出を胸に刻みながら、「また会いましょう」のことばで、この会を締め、安達さんを送り出したいと思います。

皆さん一斉にいきます。ご準備、よろしいでしょうか。

せーの、「また会いましょう」

ありがとうございました。


送られる側の挨拶例文

では、送られる側の挨拶の例文を紹介します。


本日は、私のためにこのような会を開いていただき、ありがとうございました。このたび大阪支社へ転勤することとなりました。

広島支社での7年間は、あたたかい職場の皆様の支えとやりがいのあるプロジェクトに恵まれ、あっという間に過ぎてしまいました。特に、橋田部長をリーダーとする社運をかけたXプロジェクトに携われたことは、私にとって最大の誇りであり、技術者として確かな自信をつかむことができました。

新天地となる大阪支社でも、ここでの経験を存分に活かし、バリバリと働いていきたいと思います。最後になりますが、広島支社のますますの発展と、ご出席の皆様の健康と幸せを心よりお祈り申し上げます。

本日は、まことにありがとうございました。


まとめ

乾杯や中締めのあいさつは、短く、簡潔に話すことが重要視されていますが、自分の言葉で感謝の気持ちを伝え、相手の印象に残るあいさつをすることも大切です。みなさんが挨拶を考える際に、本記事の文例が少しでも役立てば幸いです。

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