親知らずを抜歯した場合、抜歯後のズキズキとした痛みはいつまで続くのでしょうか?

今回は、虫歯により、下の左右の親知らずを抜歯した経験のある私が回答します。

抜歯後の痛みの期間

結論から言うと、抜歯後のズキズキした痛みは、一般的には3日ほどで治まると言われています。

私の場合、抜歯当日(1日目)から2日目の就寝前までは、強い痛みがありましたが、3日目の朝には、ズキズキとした痛みはなくなっていました。

 

ただし、抜歯後の痛みの期間は、以下の要素の影響を受けて、通常より長くなったり、短くなったりすることがあります。

  1. 抜歯時の歯茎切開の有無
  2. 歯医者の腕
  3. 抜歯後の注意事項を遵守できているか

では、上記3つの要素について、順番に説明していきます。

 

抜歯時の歯茎切開の有無

 

親知らずが真横を向いていたり、埋没しているなどして、歯茎を切開する必要がある場合は、処置箇所の回復が遅れるため、切開なしの抜歯と比較すると、痛みが長く続く傾向にあります。

私の場合、左下の奥歯は切開なしで抜歯しており、ズキズキした痛みが治まるまでの期間は2日ほどでした。

一方で、右下の奥歯は切開ありで抜歯しており、痛みが引くまでには4日ほどかかっています。

このように、歯茎の切開有無により、痛みが治まるまでの期間は異なります。

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歯医者の腕

歯医者の腕の良し悪しも抜歯後の痛みに大きく影響を及ぼします。

というのも、歯医者のが悪いと、抜歯する際に、周りの歯茎や骨を傷つけてしまったり、処置時間が長くなるため、回復が遅れることになり、痛みが長く続きます。

私の場合、右下の奥歯を抜歯する際には、切開しましたが、なかなか歯が抜けなかったため処置時間が1時間以上かかりました。

そのため、抜歯後に出血がなかなか止まらず、3日目の夜まで唾液に血液が多く混じっている状態でした。

 

一方で、左下の奥歯の抜歯では、切開なしであり、処置時間も40分程度であったため、2日目の夜には出血もほぼ止まり、ズキズキとした痛みもほとんどありませんでした。

このとき、治療にあたった歯科医は、抜歯の手際が良く、破砕してから抜くまでにほとんど時間がかからず、麻酔も効いていたため、いつ抜いたのかすらわからないほどでした。

このように、腕の良い歯科医にかかると、抜歯の際に体にかかる負担が少なく、傷口も小さいので、治りが早く、痛みの継続する時間も短いと言えます。

抜歯後の注意事項を遵守できているか

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抜歯した際には、抜歯後の注意事項について歯科医から説明を受けたり、処方薬とともに抜歯後の禁止事項などが書かれた紙を受け取るはずです。

抜歯後の禁止事項としては、以下のような項目が挙げられます。

  1. 強いうがいは禁止
  2. 飲酒
  3. 運動
  4. お風呂
  5. 傷口を舌で触る

 

まず、強いうがいをすると、抜歯箇所にできた血餅(血の塊)を洗い流してしまうため、傷口を覆うかさぶたがなくなり、出血や痛みが長く続くことになりますし、回復が遅れます。

さらに、かさぶたが取れてしまうと、骨がむき出しの状態(ドライソケット)になることがあります。

抜歯した部分に白いものが付着していることがありますが、これはかさぶたなので、食べかすだと思ってうがいなどで無理に除去すると、ドライソケットになってしまいます。

 

また、抜歯後2~3日は、唾液に血が混じることがあります。

このとき、唾液に血が混ざらなくなるまで、口をゆすぐ人がいますが、ゆすいでも出血は止まりませんし、かさぶたを洗い流してしまう恐れもあるので、何度も口をゆすいだり、うがいをするのは避けた方がよいでしょう。

ドライソケットの一番の原因は、うがいや口ゆすぎなので、注意しましょう。

 

また、飲酒、運動、お風呂は、血液の循環が良くなるため、血が止まりにくくなり、血餅が形成されにくくなります。

 

そして、傷口を舌で触る行為も血餅を剥がしてしまう可能性があるので、厳禁です。

そもそも、抜歯当日は、止血のために、ガーゼを噛んでいるため、傷口を舌で触るのは困難なはずです。

抜歯後の痛みを早く抑えるためには、傷口に血餅が形成され、出血が止まることが重要であり、歯医者で渡された抜歯後の注意事項は必ず遵守しなければなりません。

 

なお、抜歯後の食事に関する注意点については、以下の記事で解説しています。

親知らず抜歯後の食事でおすすめの食べ物と注意点を解説

 

では、抜歯後の痛みを緩和するにはどうすれば良いのでしょうか?

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痛みを緩和する方法

抜歯後のズキズキした鈍痛を早く緩和するには、以下の2点が重要となります。

  • 止血をしっかりと行う
  • 頓服を服用する

では、順番に説明していきます。

 

止血をしっかりと行う

先に説明したように、抜歯後の痛みが治まるには、傷口に血餅ができ、かさぶたが形成されることで、止血されることが前提となります。

傷口から出血が続き、唾液に血が混じった状態にも関わらず、痛みだけが和らいでくれることは期待できません。

私の場合、抜歯した翌日も唾液に血が混じっていたため、こまめにガーゼを交換しており、食事中以外は常にガーゼを噛んで止血させていました。

 

すると、その日の夜には出血がほぼ止まり、唾液に混じる血液の量も明らかに減少していたのです。

そして、出血量が減ったことで、ズキズキとした鈍痛も和らぎ、2日目の夜には頓服なしで寝ることができました。

頓服を服用する

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抜歯後の痛みを緩和するには、頓服の服用が最も効果的です。

頓服を使うことで、抜歯箇所から発生するズキズキとした耐え難い痛みは、大幅に軽減できます。

私の場合、抜歯してから1時間後には、麻酔が切れ始めたのか、抜歯箇所がズキズキと強い痛みを放ち始めました。

 

そして、4時間後には、完全に麻痺が切れたようで、患部から恐ろしいほど鈍く重いズキズキとした痛みが発生してきたのです。

そのため、痛みに耐えかねて、すぐに処方されたボルタレンという頓服を服用しました。

すると、頓服を服用してから約50分後には、薬の効果が出始め、痛みが大幅に緩和され、鈍い痛みはほとんど感じなくなりました。

 

薬の効果には個人差もありますが、麻酔が切れて痛みが発生し始めたら、すぐに頓服を使った方がよいでしょう。

注意点としては、頓服は服用してから効果が発揮されるまでに、タイムラグがあります。

ここで、薬の効果発現時間は、薬の血中濃度が最大に到達するまでの時間tmaxが目安となります。

ボルタレンの添付文書によると、最高薬物血中濃度到達時間tmaxは平均2.72時間と記載されています。

よって、鎮痛効果が現れるまでにかかる時間の目安は、2~3時間後ということになります。

 

しかし、私の実感では薬を服用してからおよそ50分後には、痛みが弱まってきたので、およそ1時間くらいで鎮痛効果が得られると考えています。

ただし、薬の効果の強さや発現時間は、個人差も大きいので、参考までにとどめておいてください。

 

なお、頓服は連続での服用が禁止されており、私に処方されたボルタレンという薬は6時間以上開けて飲むようにとの注意書きがありました。

ボルタレンを服用してから、7時間~8時間程度経過したところで、再びズキズキとした痛みに襲われたので、約7時間ほど鎮痛作用が継続したようです。

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抜歯後の痛みに関するみんなの声

親知らず抜歯後の経過や痛みについて、SNSから参考になりそうなコメントをいくつか紹介しておきます。

 

親知らずの虫歯を予防しよう

私が親知らずを抜歯することになったのは、虫歯がきっかけです。

 

まず、以下の画像にて、左の親知らずは、それ自体が虫歯になったので高校時代に抜歯しました。

そして、右の親知らずは、親知らずとその隣の歯の間が両方虫歯になってしまったので、親知らず抜歯後に、手前の歯を虫歯治療で銀歯にしています。

筆者の口腔内の画像

親知らずとその隣の歯の間が虫歯になったのは、歯と歯の間に食べかすや歯垢などが溜まったことが原因です。

当時は、デンタルフロスで歯間の掃除を行っていませんでした。

そこで、今では就寝前の歯磨きで、必ずデンタルフロスを使うようにしていますし、3ヶ月に1回は歯科で定期検診を受けて、歯をクリーニングしてもらっています。

 

ちなみに、毎日のデンタルフロスと定期検診を受けるようにしてからは、一度も虫歯にかかってはいません。

 

まとめ

抜歯後の痛みが継続する期間は、以下の3つの要素により異なりますが、一般的には3日ほどでズキズキした痛みは治まると言われています。

私の場合は、抜歯してから3日目の朝には、鈍い痛みはほとんどなくなっていました。

  1. 抜歯時の歯茎切開の有無
  2. 歯医者の腕
  3. 抜歯後の注意事項を遵守できているか

 

そして、抜歯後の痛みを緩和するには、以下の2点が重要であり、特に痛みが出始めたら、我慢せずにすぐに処方された頓服を服用することで、痛みを軽減できます。

  • 止血をしっかりと行う
  • 頓服を服用する

 

いずれにせよ、歯科医から指示された注意事項をしっかりと守っていれば、2~3日程度でズキズキとした強い痛みからは解放されるはずです。

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