世界一受けたい授業の7/25放送回で紹介された「京大式炭水化物摂取ダイエット」のやり方についてまとめておきます。

炭水化物抜きダイエットの落とし穴

まず、炭水化物には、脳を働かせるエネルギー源となる糖質が豊富に含まれており、1日2000kcalを摂取すれば、そのうちの2割にあたる400kcalが脳のエネルギーとして消費されます。つまり、脳を機能させるためには一日におにぎり約2.5個分の糖質が必要となるのです。

そして、糖質は、体内でその4倍の量の水分と結合してグリコーゲンとなり、体中の筋肉にエネルギーとして貯蔵されます。ここで、炭水化物を抜くダイエットを行うと、脳を動かすために必要な糖質が不足するため、ますは肝臓に蓄えられていた糖質が脳を機能させるために使われます。

しかし、それだけでは脳を働かせ続けることができないので、体の筋肉に蓄えられたグリコーゲンを水と糖質に分解し、そこで得られた糖質がエネルギーとして消費されることとなります。つまり、炭水化物抜きダイエットにより、劇的に体重が減るのは、グリコーゲンから分解された水分が体外へ排出されるからなのです。

さらに、炭水化物抜きダイエットを行うと、脳が慢性的なエネルギー不足に陥るので、昼間に眠気に襲われ、集中力、記憶力なども低下してしまいます。また、筋肉もやせ細るので、体重は減りますが、ダイエット前後で脂肪の量はほとんど変化していません。

そして、炭水化物を減らす生活を続けていると、将来がんや心疾患などの重病を発症するリスクも高まります。

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炭水化物抜きダイエットがもたらすリスク

低炭水化物の食事を20年間続けると、がんや心疾患などを発症するリスクが、高炭水化物の食事を続けた人と比較して、男性で1.5倍、女性で1.35倍も高いのです。高炭水化物の食生活では、脳や体を動かすために必要なエネルギーを十分摂取できているため、脂肪やたんぱく質を多く摂取する必要はありません。

一方で、低炭水化物の食生活では、糖質の代わりとなるエネルギー源として、脂肪やたんぱく質を多く摂取しなければならないので、内臓脂肪が蓄積して隠れ肥満になったり、がんになるリスクも高くなります。

では、炭水化物を摂取して太らないようにするにはどうすればよいのでしょうか?

炭水化物摂取ダイエットのやり方

まず、食事全体のカロリーの60%を炭水化物により摂取します。たとえば、ごはん、味噌汁、焼鮭、コーンサラダという和食ならば、お茶碗一杯のごはんは必須となります。

そして、京大の森谷敏夫先生によると、NEATと呼ばれる日常生活での何気ない動作が、ダイエットに最適な運動だというのです。たとえば、立ったり座ったりといった、日常でよく行う動作がそれにあたります。

そもそも、人は座っているよりも、立っているほうが、カロリーを約20%も多く消費し、歩く場合は座っているよりも300%も多くのエネルギーを使うのです。そこで、普段の生活でも、立つ、歩くという動作を意識的に多く取り入れることで、ダイエット効果を発揮するのです。

たとえば、ティッシュは机の上ではなく、それよりも遠い部屋の隅に置くとか、テレビで選局する際にはリモコンを使わずにテレビ本体で行うことも有効です。つまり、日常生活において、少しでも無駄に動くことで、立つ、歩くという動作を増やして、カロリーを消費しやすくするのです。

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